ごあいさつ
平成7年に発生した阪神・淡路大震災からの復興も終わり、経済情勢もいざなぎ景気を超え、低成長ではありましたが、戦後最長と言われる拡大を続けてきました。尼崎市でもバブル崩壊後、危機に瀕した行財政を立て直すために懸命な改革・改善とともに、パナソニックプラズマ工場をはじめ、21世紀の森の「産業支援拠点」における新たな企業立地による税収の伸びなどにより、財政再建団体への転落は回避されました。 しかし、米国のサムプライムローン問題に端を発し、市場最大規模によるリーマンブラザーズの倒産により、昨年度からその情勢が一変し、世界全体が不況に陥っています。 尼崎市の行財政にも大きな影響を与え、平成21年度予算では法人市民税の役30億円の落ち込みなど、真の構造改善を目指さした新たな取組である行財政構造改革プランの実効もおぼつかなくなりました。さらに、高齢化の他都市よりも著しく進展(参考:尼崎市21.4パーセント、西宮市17.7%、伊丹市18.3%、宝塚市20.3%、芦屋21.8%)と、人工減少に伴う労働力人口の減少が顕著にになり、社会保障面に大きなおいても不安を抱えています。今こそ、尼崎市の行財政基盤を整え、「将来に夢を馳せることのできる尼崎」「安全で安心して暮らせるまち尼崎」を築いていかなければなりません。波多正文は、5期18年の経験と実績をもとに、市民の代表機関である議会の中心的な役割りを果たし、皆さんの負託に応えていく覚悟です。 皆さんへの感謝の気持ちをいつも忘れずに、可能な限りの情熱を持って、尼崎のまちづくりまい進して行く事をお誓いします。
尼崎市議会議員
波多正文